星野リゾート(本社・長野県北佐久郡軽井沢町)は、札幌でスキーとアフタースキーを楽しみたいというスキーヤーのために、「OMO3札幌すすきの(おも)by星野リゾート」(札幌市中央区南5条西6丁目14-1)に「夜更かしスキーヤーズルーム」を設けた。同社が展開する「OMO」ホテルで、スキーヤーを対象にしたコンセプトルームをつくるのは初めて。利用期間は、きょう2023年11月17日から2024年4月7日(日)まで。(写真は、部屋に戻ってもスキー気分が味わえる「スキーヤーズルーム」)
「夜更かしスキーヤーズルーム」は、ホテル従業員の発案から生まれた。226室ある部屋のうち、眺望が良い11階の「1109」号室に愛用のスキー板やブーツ、手袋などを置く専用のスペースをつくり、クマがスキーを楽しんでいるイラストのクッションやベッドカバーも特注で揃えた。ベッドカバーには、すすきのの街の様子も描かれ、ワクワク感を感じられるようにしている。広さは21㎡で、通常のツインルームと同じ。モノクロの写真パネルは、札幌国際スキー場の所蔵品を借りて展示している。
このコンセプトルームに宿泊する「夜更かしスキープラン」は、宿泊と館内のフード・ドリンク利用券、札幌国際スキー場1日リフト券が付いて1人1万2000円(税込み、2人1室利用時)、定員2人。予約受け付けは公式サイトから。国内客をターゲットにしている。
(写真は、すすきの「フレアバーエス」で提供する「アフタースキーアペロセット」)
このプラン以外にも宿泊者に、アフタースキーを楽しんでもらおうと、すすきの交差点にある恵愛ビル8階の「Flasir Bar es(フレアバーエス)」で、オリジナルの「アペロセット」(おつまみの盛り合わせ)も用意。スキーブーツに模した、小さなグラスに注いだブラックニッカウイスキーとホワイトチョコレートのショットグラスカクテルのほか、鮭のジャーキーがスキーの板の形をした皿で提供される。オプションで1500円(税込み)。
ホテル1階には、スノーワックスを5種類揃えており、雪質や雪温に合わせてワックスを選び、無料で塗ることができる。またホテル前から、札幌国際スキー場への無料送迎バスが毎日運行(2023年12月1日~2024年4月7日まで)しており、ウエアを着たまま移動できる利便性も確保している。今シーズンは、札幌国際スキー場だけの送迎だが、旭川の「OMO7旭川(おも)by星野リゾート」では、4つのスキー場の送迎をしており、札幌でも送迎スキー場の数を増やしていく考え。
「OMO3札幌すすきの by 星野リゾート」の羽毛田実総支配人は、「冬の札幌の魅力を発信する『スノーリゾートシティSAPPORO』という札幌市が推進している取り組みのもと、スキーの魅力とすすきの街の魅力を掛け合わせて、札幌市のスキー旅行の魅力を伝えていきたい」と話している。