「きのとや新さっぽろ店」営業終了、長沼昭夫会長「少数店舗でブランド展開」

経済総合

 洋菓子製造・販売のきのとや(白石本店・札幌市白石区)は、2023年8月29日(火)で「きのとや新さっぽろ店」を閉店させる。2011年6月にオープンして以来、12年間の営業を終える。(写真は、「きのとや新さっぽろ店」)

「きのとや新さっぽろ店」は、札幌市厚別区の新さっぽろサンピアザ地下1階に「どんぐり」、「柳月」と並んで営業している。2011年6月に出店して以降、サンピアザの菓子コーナーで人気を得ていたが、契約期間が満了することもあって閉店を決めた。

 閉店について、きのとやの長沼昭夫会長は、「新さっぽろ店は売り上げも良かったが、きのとやブランドについては店舗数を増やすのではなくて、少数精鋭でいきたいと考えている。より高品質で、おいしいお菓子を提供するためには、売り上げを目指さずに質を今まで以上に高めていきたい。そういう選択で店舗を見直していくことにした。店舗については、今後、減らすことはあるかもしれないが増やすことはないだろう」と話している。

 きのとやは現在、「白石本店」のほか「琴似店」(札幌市西区)、「ファーム店」(同市清田区)の路面店のほか、「大丸店」、「丸井今井店」、「大通公園店」、「ポールタウン店」(同市中央区)、「新さっぽろ店」、「新千歳空港店」、「同空港ファクトリー店」(千歳市)、「東苗穂工場直営店」(札幌市東区)の11店舗を展開しており、「新さっぽろ店」閉店で10店舗になる。

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