帯広に2023年6月2日にオープンした「バーガーキング」に続いて、平仮名の「きんぐ」が同年8月下旬に登場する。ビジネスウェア事業の、青山商事(本社・広島県福山市)100%出資のglob(同・同)が展開する「焼肉きんぐ帯広店」(仮称、帯広市西19条南3丁目26-18)がそれ。「焼肉きんぐ」は、道東初出店になる。(写真は、仮称「焼肉きんぐ帯広店」の建設現場)
「焼肉きんぐ」は、物語コーポレーション(本社・愛知県豊橋市)が直営とフランチャイズ(FC)で展開する郊外型焼肉店。テーブルバイキング方式の食べ放題が売りで、常に新鮮な商品を食べられると評判。globは、青山商事の子会社として、「洋服の青山」の店舗余剰地などを利用した飲食、フィットネスのフランチャイジー(加盟店)事業を展開している。
「焼肉きんぐ」については、2011年のglob設立時に物語コーポレーションとFC契約を締結、全国に出店を開始した。現在は約40店舗を展開している。北海道では、2016年12月に「旭川永山店」(旭川市)、2019年4月に「東苗穂店」(札幌市東区)、2020年7月に「札幌新琴似店」(同市北区)、2021年3月に「苫小牧店」(苫小牧市)を出店してきた。今回、「焼肉きんぐ」として、道東初出店となる「帯広店」を出店する。
店舗は、2023年4月10日から建設工事に入っている。白樺通り沿いで、モンテローザ(本社・東京都杉並区)が展開する「焼肉食べ放題俺の店帯広白樺通店」のすぐ近く。以前は、「紳士服のはるやま帯広店」があった敷地を利用している。店舗の建築主はglob、設計は有限会社橘高設計(広島県福山市)、監理は西川工務店設計事務所(帯広市)、施工は西川工務店(同)。工期は同年7月25日まで。
道内の「焼肉きんぐ」は、globが展開する4店舗の他に「函館桔梗店」(函館市)、「北野通り店」(札幌市清田区)、「札幌豊平店」(同市豊平区)がある。「帯広店」はglob5店舗目、道内8店舗目となる。帯広で新たに仲間入りする「キング」と「きんぐ」は業界は違えども、どちらも外食の成長株だけに、当地は沸きそうだ。