餃子の王将を展開する王将フードサービス(本社・京都市)は、1月29日に「狸小路5丁目店」(札幌市中央区南3西5)をオープンした。札幌中心部への出店は3店目でドミナント(集中)戦略の一環。一昨年12月に北海道進出を始めて1年強で市内に8店舗をスピード出店、餃子だけでなく大衆中華料理として札幌に新市場を形成しつつある。(写真は、1月29日にオープンした餃子の王将狸小路5丁目店)
王将フードサービスは、一昨年12月末に「すすきの店」(南3西3西向き)で道内初出店。その後、「南二条西2丁目店」(南2西2南向き)を出店するとともに、大型ショッピングセンター(SC)内や郊外にほぼ2ヵ月に1店のペースで出店を続けてきた。
「狸小路5丁目店」は、座席数36でススキノ店や南二条西2丁目店とほぼ同じ。中心部のドミナント出店の一環で、中心部での外食市場囲い込みを狙ったもの。
同社は、道内初出店から13ヵ月で8店を出店、外食市場でシェアを確保しつつある。ただ。スピード出店で、札幌市民の「餃子の王将」に対するもの珍しさは急速に薄れており、リピーターの来店頻度をいかに高めるかが、札幌の外食市場で定着する鍵になりそうだ。