北海道日本ハムファイターズの優勝パレードに10万人、栗山監督「毎年勝って冬の風物詩にしたい」

社会・文化

 プロ野球パ・リーグを3年ぶりに制覇した北海道日本ハムファイターズの優勝記念パレードが24日、札幌駅前通で行われた。冬の日射しが紙吹雪を輝かせる中を栗山英樹監督や選手たちがオープンカーや2階建てバスに乗ってゆっくりと行進、沿道に集まった約10万人の観衆は拍手で健闘を称えた。(写真上左は手を振る栗山監督と田中選手、鶴岡選手(手前)、写真上右は武田勝選手(前)、金子選手、稲葉選手(手前)、写真下左は陽選手、写真下右は札幌三井ビル工事現場でクレーンから吊り下げられた優勝を称える幟)
 

 コースは前回から変更し、JR札幌駅南口の旧札幌西武前からスタート。札幌の目抜き通り、駅前通をすすきの交差点まで真っ直ぐに南下する1・3㎞。1時間以上前から沿道にはファンが集まり、パレードが始まる午前11時ころには人で埋め尽くされた。
 
 先頭のオープンカーには栗山監督と選手会長の鶴岡慎也選手、米大リーグで活躍を目指す田中賢介選手が乗り、ファンの歓声に盛んに手を振って応えた。
 
 駅前通では、ビルの建設が進んで場所もあり、クレーン車に優勝を称える幟を吊り下げてパレードを盛り上げたり、オフィスビルの窓にはメッセージが貼り出されるなど、日ハムと地域が一体になった光景があちこちで繰り広げられた。
 
 日ハムの北海道移転9年で4回目のパレードで、北海道が本格的な冬を迎える前の名物行事になった印象があるが、栗山監督はパレードに先立つ出発式で「これからも勝ち続け、パレードを冬の風物詩にしたい」と挨拶。栗山町に移り住んで10年になる栗山監督の道産子の心を捉えたメッセージが心に響いた。

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