低価格「業務スーパー」出店攻勢、北広島大曲にも新規店舗

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 低価格食品スーパー「業務スーパー」が、北広島市大曲柏葉1丁目に新規出店する。店舗名は「大曲柏葉店」でオープン時期は、今夏頃とみられる。「業務スーパー」の新規店舗は、札幌市北区屯田でも建設が進んでおり、食品値上げが続く中で、低価格を売りにした「業務スーパー」の出店攻勢が続きそうだ。(写真は、建設中の「業務スーパー大曲柏葉店」)

「業務スーパー」は、神戸物産(本社・加古川市)が全国でFC(フランチャイズ)展開している食品スーパー。同社が国内外の協力工場で生産するプライベートブランド(PB)のグロサリー(生鮮以外の食品)商品を中心に、製販一体の低価格で提供するのが強み。店舗の商品のうち約7割が神戸物産のPBで、その他FC運営している企業が精肉や青果、惣菜を独自仕入れで取り扱っている。全国に969店舗(2022年4月末現在)を展開しており、北海道は21店舗。

 建設が進んでいる「業務スーパー大曲柏葉店」は、国道36号線と大曲団地2号線交差点の東北角で北広島市立大曲中学校の東側、大曲神社と隣接している。この敷地内では、昨年から開発が続いており、昨年6月に「セブンーイレブン北広島大曲柏葉店」がオープンしたほか、9月には「おおまがり鈴木内科医院」と「メディチ薬局」も開院している。店舗の建築主は、「おおまがり鈴木内科医院」の院長、鈴木岳氏が代表取締役を務めるSMG(札幌市清田区)。設計、監理はアイプランニング一級建築士事務所(札幌市厚別区)、施工は大岡産業(本社・同市白石区)、工期は2022年8月15日まで。

 店舗運営は、「業務スーパー」のFCを全国展開しているG7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)が行う予定。同社は、北海道21店舗のうち10店舗を展開している。建設が進んでいる札幌市北区屯田の店舗も運営予定となっており、道内の運営店舗数は12店舗になる。北広島大曲周辺の食品スーパーには、「スーパーアークス大曲店」、「コストコホールセール札幌倉庫店」、「産直生鮮市場」、ホームセンター「ジョイフルエーケー大曲店」内の「スーパーエース大曲店」などがある。低価格の「業務スーパー」の参入で周辺の競争が一段と激しくなりそうだ。

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