低価格食品スーパー「業務スーパー」が、札幌市北区屯田6条3丁目に新規出店する。仮称「屯田店」がそれでオープン時期は、2022年11月下旬から12月上旬とみられる。食品値上げが続く環境下、低価格を売り物にする「業務スーパー」は消費者の注目を集めそう。(写真は、「業務スーパー屯田店」の建設現場)

「業務スーパー屯田店」は、屯田6条3丁目8-3に建設中。東15丁目・屯田通の西行き方面の側道沿いで、「焼肉屋かねよし屯田店」の西隣接地に当たる。敷地面積は個人所有の約608坪(2007㎡)、以前は畑として利用されていた。建築主は、「業務スーパー」の全国最大のフランチャイジーであるG-7スーパーマート(本社・神戸市須磨区)。設計、監理は一級建築士事務所大和ハウス工業北海道支社(札幌市東区)、施工は大和ハウス工業(本社・大阪市北区)北海道支社(札幌市東区)。工期は、2022年5月9日から同年11月25日。

「業務スーパー」は、神戸物産(本社・加古川市)がフランチャイザーとなって展開する食品スーパー。同社が国内外の協力工場で生産するプライベートブランド(PB)のグロサリー(生鮮以外の食品)商品を中心に、製販一体の低価格で提供するのが強み。約7割が神戸物産のPBで、フランチャイジーが水産以外の精肉や青果も独自仕入れで取り扱っている。
 G-7スーパーマートは、「業務スーパー」の最大のフランチャイジーで全国176店舗を展開。北海道では、「八軒店」(札幌市西区)、「月寒西店」(同市豊平区)、「上野幌店」(同市厚別区)、「千歳店」(千歳市)、「恵庭店」(恵庭市)、「清田店」(札幌市清田区)、「月寒東店」(同市豊平区)、「厚別西店」(同市厚別区)、「小樽店」(小樽市)、「西野店」(札幌市西区)、「菊水元町店」(同市白石区)の11店舗を展開している。その他、道内では他のフランチャイジー数社が「業務ースーパー」を10店舗展開、合計21店舗ある。
 今度の「屯田店」周辺には、「イトーヨーカドー屯田店」(屯田8条3丁目5-1)、「北海市場屯田店」(屯田8条4丁目5-2)、「スーパーエース屯田店」(屯田5条3丁目2-23)、「ホクレンショップFoodFarm屯田8条店」(屯田8条10丁目6-1)がある。また、2㎞圏内には低価格が売りの「MEGAドン・キホーテ篠路店」(太平12条1丁目1-1)、「スーパーセンタートライアル屯田店」(屯田9条12丁目1-1)もある。「業務スーパー」の参入によって、屯田地区の低価格競争が一段と進みそうだ。



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