ゆで太郎システム(本社・東京都品川区)と信越食品(同・同都大田区)の2社が運営しているそばチェーン店「江戸切りそば ゆで太郎」が、新業態「上州 もつ次郎」の併設店舗を増やしている。北海道では5月中に8店舗中7店舗が併設店舗になる。(写真は、「ゆで太郎」と「もつ次郎」の併設店舗「白石本通店」)
「ゆで太郎」は、そば粉を店内で製麺し、鰹節から出汁をとったものをつゆにして提供するそばチェーン店で全国約200店舗を展開している。1994年10月に東京で1号店を出店、2005年頃からFC(フランチャイズ)展開を始め、北海道には2010年に出店した「南1条店」(札幌市中央区、現在は閉店)で初上陸した。以降、徐々に店舗数を増やし現在は札幌市内8店舗の体制。
「ゆで太郎」の店舗に、新業態の「上州 もつ次郎」が併設されるようになったのは、2020年3月頃から。関東を中心に併設店舗が増え、札幌にも進出。現時点で既に「白石本通店」(白石区)、「東雁来店」(東区)、「西岡3条店」(豊平区)、「西宮の沢店」(西区)、「新川6条店」(北区)の5店舗が併設店となっている。さらに、5月24日(火)に「北37条東店」(東区)、同月27日(金)には「千歳信濃店」(千歳市)も併設店舗になる。これによって「もつ次郎」を併設していない店舗は「川下3条店」(白石区)のみになる。
「もつ次郎」では、「もつ煮定食」、「もつ炒め定食」(いずれも税込み680円)や唐揚3個とアジフライ1個のどちらかを選べる「もつ煮セット定食」、「もつ炒めセット定食」(同800円)、単品メニューの「もつ煮」、「もつ炒め」(同440円)などを提供している。「ゆで太郎」約200店舗のうちで現在、「もつ次郎」を併設しているのは約50店舗。5~6月に併設工事を行う店舗を含めると約60店舗になりそう。