JR北海道グループの札幌駅総合開発(本社・札幌市中央区)が運営する札幌駅直結の商業施設「札幌ステラプレイス」6階の「ステラダイニング」に、北海道初出店の点心料理店「鼎泰豊」(ディンタイフォン)」や博多ラーメン「一風堂」の新ブランド1号店「一風堂KAY」など3店舗が新たに営業を開始する。(写真は、「鼎泰豊」の出店場所)
「ステラダイニング」のフロアには、21のスペース(センターエリア)があるが、空きスペースになっている3スペースを除いて埋まっている。その空きスペースを使って9月30日(木)にオープンする「鼎泰豊」は、今年3月に閉店した中国料理「南国酒家」跡に入る。小籠包が看板料理の点心料理店で、高島屋100%出資のアール・ティー・コーポレーション(本社・東京都渋谷区)が展開しており、1993年にニューヨーク・タイムズで世界の10大レストランに選ばれている。同店の小籠包は、スープや具が透けて見えるほど薄い手作りの皮と、旨味を凝縮した肉汁が絶品の味わいという。
10月12日(火)にオープンするのは、「一風堂KAY」。力の源ホールディングス(本社・福岡市中央区)が展開する「一風堂」は、博多ラーメンを国内外に広めたリーディングカンパニーで、北海道に初出店してから18年になる。現在、「一風堂」は札幌市内に3店舗あるが、今回は新ブランド「KAY」を北海道で立ち上げる。「KAY」は、松浦武四郎が命名した「北加伊道」(北海道)の「加伊」と「海」、改革の「改」、開港の「開」、壊すの「壊」などの意味を込めており、ラーメンの可能性を広げることを目的にしている。
11月にオープンするのは、「一夜干しと海鮮丼 できたて屋」。回転寿司「根室花まる」を展開している花丸(本店・根室市)が運営しており、現在は「サッポロファクトリー店」と「時計台店」(いずれも札幌市中央区)、「コモレ四谷店」(東京都新宿区)の3店舗がある。
「南国酒家」や「菜蒔季」は2003年の「ステラプレイス」開業時から運営していた店舗。それら店舗が18年間の営業を終え、新しい店舗が新たな賑わいをつくっていく。
※2021年9月24日、読者の指摘により、出店場所に不明確な箇所がありました。お詫びして訂正、出店場所の一部を削除しました。