ツルハホールディングス(本社・札幌市東区)の子会社ツルハ(同・同)が発祥の地・旭川で建設を進めている「ツルハ旭川中央ビル」(仮称)が、8月末に竣工する。9月末には、1階に「ツルハドラッグ」と「き花」で知られる菓子舗「壺屋総本店」のカフェが先行オープン、10月には高層階に「ホテルアマネク旭川駅前」(仮称)が開業する。(写真は、建設中の「ツルハ旭川中央ビル」)
「ツルハ旭川中央ビル」は、JR旭川駅に近い旭川平和通買物公園沿いの旧西武旭川A館跡地を利用してツルハが建設中の複合商業ビル。ツルハは旭川発祥で、2018年7月にはJR旭川駅至近に12階建て「北彩都ツルハビルディング」を建設。「ワイズホテル」などが入っており、今回は2棟目の商業ビル竣工となる。
敷地面積約947坪(3133・81㎡)で、そのうち574坪(1897・86㎡)を建築面積として利用、鉄骨造17階建て、延べ床面積は約2089坪(6906㎡)。設計はSCプランニング・T&N北海道設計事務所(札幌市東区)、監理はSCプランニング、施工はピーエス三菱(本社・東京都中央区)札幌支店(札幌市北区)。工期は21年3月1日から同年8月31日。
1階に「ツルハドラッグ」と「壺屋総本店」のカフェが入り、2階には飲食店やフィットネスクラブを予定しているがテナント先は未定。3階から17階をアマネク(本社・東京都千代田区)がツルハから賃借して、「ホテルアマネク旭川駅前」を10月に開業する。宿泊特化型のホテルで、デザインは白樺をモチーフにした素材と北欧に通じるカラーを採用、明るく軽やかな夏の旭川をイメージしたものになる。客室数は221室(ダブル65室、ツイン117室、トリプル39室)。アマネクは、「ホテルアマネク」を首都圏や京都などに5棟を展開しているが一部休館している。