SATO行政書士法人(札幌市東区)の代表社員、佐藤良雄氏(68)が、令和3年春の褒章で黄綬褒章を受章、5月19日に東京都港区の日本行政書士会連合会で伝達式が行われた。(写真は伝達式。前列左から佐藤良雄氏、日本行政書士会連合会・常住豊会長、後列左から北海道行政書士会・宮元仁会長、日本行政書士会連合会・松村和人常任理事)
佐藤氏が受章したのは、行政書士業の業務精励についての褒章で、佐藤氏を含めて全国で9人の行政書士が黄綬褒章を受章した。伝達式は、日本行政書士会連合会が入っている虎ノ門タワーズオフィスで行われた。
佐藤氏は、1977年2月に佐藤良雄行政書士事務所設立して所長就任。その後、北海道行政書士会札幌支部長や北海道行政書士会会長、日本行政書士会連合会役員を歴任したが、48歳で役職を降りた。当時発足した高橋はるみ道政の経済顧問に就任したことや社長を務めるキャリアバンク(本社・札幌市中央区)の札幌証券取引所への上場を控えていたため。
佐藤良雄行政書士事務所は、2004年8月に法人化して「SATO行政書士法人」に改組。現在は札幌と東京にオフィスを構え、職員数は約30人。全国に約4万7千ある行政書士事務所の中で7番目の規模になっている。同法人は、建設業の許認可事務が中心で、建設業の事業転換支援などのサービスも行っている。佐藤氏は受章について、「行政書士として活動してきたことが認められうれしく思う。中小建設業など取引先の皆さまのおかげです。今後も地域のお役に立つよう頑張りたい」と話している。