国分北海道が札幌市電ペイント電車、80周年記念事業で年間走行

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 食品総合卸の国分グループが1941年に函館出張所を開設してから2021年で80年を迎えることから、エリアカンパニーの国分北海道(本社・札幌中央区)は、記念事業の一環として札幌市電のオリジナルペイント路面電車1両を4月1日から1年間走らせる。同日、市電すすきの臨時停留場で出発式を行った。(写真は、ススキノ交差点の曲線部を走る国分北海道のペイント電車)
(写真は、札幌市電すすきの臨時停留場で行われた出発式。左から諏訪勝巳・国分北海道社長、藤井透・札幌市交通事業振興公社理事)

 国分北海道が80周年を記念して市電の運行を担っている一般財団法人札幌市交通事業振興公社とパートナー契約を締結、オリジナルペイント路面電車を走らせることにしたもの。市電が上下分離(線路保有と運行の分離)されてから初めての年間パートナー契約で、3300形の車体の側面には国分グループのオリジナル酒類やつまみ用缶詰「缶つま」をペイントしているほか、車内の中吊り広告や窓上広告にも国分グループ商品が掲出されている。

 すすきの臨時停留場で行われた出発式で、国分北海道の諏訪勝巳社長は、「80周年を機に北海道経済活性化の一助になるように事業を展開していきたい」と挨拶、市交通事業振興公社の藤井透理事長とテープカットを行った。

 最初の運行は貸し切り電車として使用され、国分北海道の役職員と新入社員5人が乗り込んで約1時間市内を走った。その後、通常ダイヤに組み込まれ走行を開始した。国分北海道では、コロナ禍の状況を踏まえて貸し切り電車として様々なイベントを社内で行うことも企画している。

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