札幌市豊平区平岸1条12丁目2ー1の自衛隊札幌病院跡地約4・9haを使って計画されている複合施設ののうち、商業施設が先行して建設される。施設名は「クロスモール平岸」で、食品スーパー「ダイイチ」と家電量販店「ケーズデンキ」が出店、その概要が明らかになった。店舗面積の合計は約1610坪(約5314㎡)で、オープン予定日は2021年9月30日(木)となっている。(画像は「クロスモール平岸」の施設配置図。画像上が北側。左側から「ケーズデンキ」棟、「ダイイチ」棟、「飲食店」棟の順)
自衛隊札幌病院の移転に伴う跡地は、2020年1月の入札で長谷工不動産(本社・東京都港区)と積水化学工業(大阪本社・大阪市北区、東京本社・東京都港区)のグループが45億500万円で落札。両社は、工区を6工区に分けて分譲マンションや戸建て住宅、病院、商業施設などを建設するが、その先導役として商業施設建設が間もなく始まる。
商業施設を建設するのは、オリックス不動産(本社・東京都港区)で「ダイイチ」と「ケーズデンキ」と飲食店舗の3棟が建設される。商業ゾーンの敷地面積は約5160坪(約1万7029㎡)で、「ダイイチ」の店舗面積は約624坪(約2060㎡)、「デンコードー」は約1076坪(約3254㎡)、飲食店舗の面積は約116坪(約386㎡)。駐車の収容台数は224台で、出入り口は幹線の白石・藻岩通側に1ヵ所、東側の平岸2号線側に2ヵ所設置する。
ダイイチ(本社・帯広市)が展開する「ダイイチ」は、帯広圏10店舗・旭川圏7店舗・札幌圏5店舗の計22店舗で、今度の店舗は札幌圏6店舗目。また、デンコードー(同・宮城県名取市)が展開する「ケーズデンキ」は、道内で30店舗を展開、今度の店舗は札幌市内6店舗目、道内31店舗目になる。
商業施設の他に、分譲マンション2棟、病院棟、調剤薬局・クリニックモール1棟、戸建て住宅49戸が予定されている。