「串鳥・岩見沢店」13日閉店、コロナ禍で空知の拠点失う

経済総合

 札幌開発(本社・札幌市中央区)が展開している焼鳥居酒屋「串鳥」の「岩見沢店」(岩見沢市3条東1丁目)が、13日(土)で閉店する。コロナ禍の店舗再編の一環で、オープンから7年目で営業を終了する。(写真は、3月13日に閉店する「串鳥・岩見沢店」)

「串鳥岩見沢店」は、2014年8月に地元の居酒屋店跡に居抜きで出店。居酒屋「つぼ八岩見沢中央店」と隣同士で相乗効果もあってオープン当初は、「串鳥」店舗の中でも売り上げが大きいドル箱店舗だった。しかし、その2ヵ月後には近くに伸和ホールディングス(本社・札幌市西区)の「炭火居酒屋炎」の「岩見沢店」がオープンするなど徐々に競合が増え始め、昨年からはコロナの感染拡大により売り上げ減に拍車がかかった。席数140席の大型店でコロナ禍では客席を間引くなどソーシャルディスタンスを確保しているため、稼働率も減少、固定費負担の比率が上昇していた。

 こうした中、同社は札幌市内にある創業店舗の「本店」を含む札幌中心部の3店舗を閉店、新たに「中央本店」(南4条西2丁目、南4西2ビル1階)に集約統合するなど店舗再編に踏み切った。その一環として「岩見沢店」の閉店も決めた。大型店のため、コロナが一段落しても店舗に見合った客数の回復は難しいと判断したことも閉店の理由。なお、札幌市内の「中央本店」は24日(水)にオープンする。

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