焼鳥専門店「串鳥」、苦渋の決断41年目で「本店」閉店

経済総合

 映画館運営などの東京テアトル(本社・東京都新宿区)グループの札幌開発(同・札幌市中央区)が展開している焼鳥専門店「串鳥」の「本店」が、コロナ禍による影響で閉店する。オープン以来41年目で苦渋の閉店となる。(写真は、閉店する「串鳥本店」=現在は休業中)

「串鳥」の「本店」(札幌市中央区南4条西3丁目、ススキノビル地下2階)は、1980年1月に札幌開発が手掛ける1号店としてスタートした。地下鉄すすきの駅直結の22席の店舗。その後、店舗網を広げて、現在は札幌市内に27店舗、旭川市2店舗、江別市、恵庭市、北広島市、千歳市、岩見沢市、小樽市に各1店舗のほか仙台市に6店舗、首都圏に3店舗の合計44店舗を展開している。

 しかし、「本店」など席数が少ないカウンター中心の店舗は、昨年からの新型コロナウイルスの感染拡大により客席を間引いて営業したり、時短営業を続けたりしているため売り上げが減少。このため「本店」と3号店で83年6月オープンの「南4条店」(南4条西3丁目、八の字ビル1階、28席)、88年10月オープンの5号店の「中央店」(南3条西2丁目、78席)を閉店して集約、新たに「中央本店」(南4条西2丁目、南4西2ビル1階)をオープンすることになった。

「本店」、「南4条店」は2月24日(火)まで休業中で「中央店」は、16時30分から22時までの時短営業中。新店舗の「中央本店」は3月24日(水)のオープンで、同月25日(木)の2日間はドリンク半額セールを実施する。

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