国分北海道(本社・札幌市中央区)の仕入れ先企業などで組織する「国分北海道会」は9日、札幌市中央区の札幌パークホテルで「2020年度秋季例会」を開催した。(写真は、挨拶する国分北海道会の小野寺哲也会長)
国分北海道会(旧国分北海道KM会)は、4月10日に春季例会を予定していたがコロナの感染拡大で中止。会の名称変更や新規会員入会の議案を書面決議した上で、このほど秋季例会を開催した。会場となった地下2階パークプラザは、通常スクール形式で1200人収容可能だが、コロナ対策として1テーブル1人の着席で使用、185人(食品メーカー103社、酒類メーカー32社、低温メーカー34社、菓子メーカー6社、物流委託企業5社など)が参加した。
冒頭、国分北海道会会長の小野寺哲也・サッポロビール北海道本部上席執行役員北海道本部長兼北海道本社代表が登壇。小野寺氏は、「酒類や清涼飲料水の飲食業者向けなど業務用売り上げは1~8月で前年比55%前後、9月は少し回復して65%まで戻ってきているが厳しい状況。家庭用はスーパーの1~8月累計が102・5%で、業務用と家庭用が明暗を分けている。消費動向の変化をタイムリーに察知して、国分北海道と一緒に販売策を考えていかなければならない」と挨拶した。
続いて、特別会員として黒澤良一・国分北海道社長が挨拶。黒澤氏は、「家庭用と業務用で格差が出ている。当社は業務用4割、家庭用が6割だが、業務用が前期比6掛け、家庭用が同10~15%ほどプラスになっているものの、当社が業界では一番厳しいのではないかと見ている。来期から国分グループは第11次長期経営計画をスタートさせるが、国分北海道もエリア長期計画を現在策定中。来期は国分グループが北海道で商いを始めてから80年の節目でもあり、80周年事業を実施して業績回復に励みたい」と話した。
その後、ゴルフトーナメントプロデューサーで解説者の戸張捷氏(ランダムアソシエイツ社長)が『ゴルフとビジネスマネジメント』をテーマに講演した。
(1200人収容の会場は185人を定員として三密対策を徹底した=写真)