コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、仮称「白石中央店」(札幌市白石区中央3条3丁目4ー48)の着工に向け、取得した平和通沿いの旧日本栄養食品白石センターの解体工事を進めている。建屋はほぼ解体されており、年内着工に向けた準備が始まっている。(写真は、解体が進んでいる旧日本栄養食品白石センター)
コープさっぽろは、ここ数年間、老朽化した既存店舗の移転スクラップ&ビルドを進め、新規の出店はセーブしてきた。道内では、採算性のある地域での食品スーパーが飽和状態に近い上に、札幌圏では出店に適したまとまった土地も少ないためだ。
今回、近隣に食品スーパーが立地しておらず、競争環境が緩やかな約1500坪の旧日本栄養食品白石センターを取得。札幌市内では2013年8月9日にオープンした「月寒ひがし店」(豊平区)以来の新規店舗を建設することを決めた。
旧日本栄養食品白石センターの建屋解体は、8月中旬から始まっており、9月末現在では写真のようにほぼ建屋の解体は終わっている。今後は地下埋設物の除去や整地を進め、店舗建設に入る見通し。解体工事は福田組(本社・新潟市中央区)北海道支店(札幌市中央区)と札真重機工業(同市東区)が行っている。福田組は、物販店舗としてヤオコー(本社・埼玉県川越市)やコープみやぎ(本部・仙台市泉区)を手掛けた実績がある。
コープさっぽろの最近の店舗は、リース物件が多かったが、「白石中央店」は土地建物共に自前の店舗になりそう。店舗は2階建てで、売り場面積は約400坪を予定。総投資額は10億円弱となりそう。