DCMホールディングス(本社・東京都品川区)の事業子会社、DCMサンワ(同・青森市)は、11月30日(月)で「札幌新道店」(札幌市東区伏古11条3丁目1ー50)の営業を終了する。これによって「DCMサンワ」の店舗は、札幌市内ゼロになる。(写真は、11月30日に閉店する「DCMサンワ札幌新道店」)

「DCMサンワ札幌新道店」は、1998年12月に旧店舗のスクラップ&ビルドでオープンした売り場面積約1500坪の店舗。DCMサンワは当時、独立系のサンワドーとして事業展開。札幌を中心にホームセンター13店舗を展開していた松崎の全株式を取得(92年6月)するなど、北海道展開を加速していた時期だった。

 同じ敷地内にある「コープさっぽろ新道店」とは、食品スーパーとホームセンターのコラボレーション展開を推進、集客力があった。2014年1月、DCMサンワは「札幌新道店」内に「業務スーパー」をフランチャイズ(FC)導入、自ら食品の取り扱いも開始した。

 しかし、「業務スーパー」は20年8月2日に閉店、タイヤ交換やオイル交換のカーピットサービスも同年8月31日で終了していた。そして今回、11月30日をもって完全撤退することを決めた。

 DCMサンワは現在、北東北に15店舗、北海道で7店舗を展開している。札幌市内では「札幌新発寒店」(札幌市手稲区)も展開していたが、16年5月29日で閉店、現在は「スイートデコレーション新はっさむ店」が居抜き出店している。「札幌新道店」の閉店で札幌市内から姿を消し、「北広島店」(北広島市)、「登別店」(登別市)、「砂川店」(砂川市)、「深川店」(深川市)、「函館本通店」(函館市)、「上磯店」(北斗市)の6店舗になる。


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