サツドラホールディングス(本社・札幌市北区)の子会社で教育事業を展開するシーラクンス(同・同)は、IT関連及びデジタルコンテンツの人材養成スクール・大学・大学院を運営するデジタルハリウッド(同・東京都千代田区)とともに札幌でオンラインによる起業家養成スクール「G‘s ACADEMY UNIT_SAPPORO(ジーズ・アカデミー・ユニット・サッポロ)」を10月31日に開講する。(写真は、「G‘s ACADEMY UNIT_SAPPORO」の発足会見。右からサツドラHD・富山浩樹社長兼CEO、デジタルハリウッド・吉村毅社長兼CEO、シーラクンス・藤澤義博社長、G‘s ACADEMY卒業生でマイルシェア・森田宣広共同創業者=サツドラHD新社屋2階のHUB SPACEで)
デジタルハリウッドが東京と福岡で展開している起業家養成スクール「G‘s ACADEMY」のオンライン版で、デジタルハリウッドがライセンス契約で開設する全国第1号の拠点となる。「G‘s ACADEMY」は、2015年に開講、起業志望や転職志望者を対象に一流講師陣がサポートしてプログラミングを学び、受講者がオリジナルのテックサービスを開発する実践的なスタートアップ養成スクール。卒業後は、投資家を募って資金調達ができるシステムやシェアオフィスの利用などで成長をバックアップするインキュベーション環境も整備している。開講から5年間で卒業後の資金調達に成功したスタートアップは51社、調達額は総額で35億円になっている。
こうした起業家養成スクール運営と支援システムをトータルで行うノウハウをこのほどシーラクンスに供与するライセンス契約を締結、「G‘s ACADEMY UNIT_SAPPORO」を開講することにした。オンライン講座の会場は、サツドラHDが9月28日に移転する新社屋(札幌市東区北8条東4丁目1ー20)の2階にあるHUB SPACEを使用する。1期生の募集の第1回オンライン学校説明会は9月19日(土)15時~16時30分に開催。受講希望者にはIQテストもしくは事業計画アイデアのテストを行い基準点数以上の上位15人のみが入学できる。スクール期間は6ヵ月、受講料は後払いで1ヵ月経過後に継続する場合のみ支払う。
サツドラHDの富山浩樹氏は、「G‘s ACADEMYを通じてイノベーションのコミュニティが生まれ、地域や世界を変えていくきっかけになれば良いと思っている。道内の様々なスタートアップ育成グループと連携して、かつてのサッポロバレーの熱気を発信していきたい」と話した。
また、シーラクンスの藤澤義博社長は、「地方にいても新しい学びができ世界の学びに触れることができる。テクノロジーやプログラミングの知識をぜひ体験してほしい」と語った。