空知の「石炭」、室蘭の「鉄鋼」、小樽の「港湾」、それらを繋ぐ「鉄道」が北海道近代化の礎となったとして日本遺産に認定されている歴史・産業遺産「炭鉄港」。この「炭鉄港」を構成する文化財を紹介する全23種類の「炭鉄港カード」の配布が始まっている。(写真は、「北炭赤間炭鉱ズリ山」の炭鉄港カード)
このカードは、炭鉄港推進協議会(事務局・赤平市、空知総合振興局)が2019年5月に日本遺産に認定された、「炭鉄港」の認知度向上と各地域への周遊促進を図るために作成したもの。
カードには各遺産の写真などが印刷されており、「北炭赤間炭鉱ズリ山」や「旧三井芦別鉄道炭山川橋梁」、「クラウス15号蒸気機関車」、「小樽港北防波堤」など23種類。配布場所は、炭鉄港に関連する12市町にある23ヵ所の施設。カードは3000枚ずつ用意しており配布期間は2021年3月31日までだが、なくなり次第終了する。
なお、全23枚を集めた先着100人に「コンプリートカード」や「特製カードホルダー」、「炭鉄港オリジナルポスター」をプレゼントするキャンペーンは9月30日の期間だったが、応募者が7月6日で100人に達したため終了している。