中堅食品スーパーの津司(札幌市東区、津司耕太郎社長)は、5月31日に「食品現金問屋手稲店」をオープンする。札幌市手稲区前田4条7丁目の旧ダイエー手稲店跡に居抜き出店するもので、店舗面積は約6750㎡と津司が展開する店舗では最大級。新店舗のオープンに伴って、現在営業している「卸売スーパー手稲店」(同区手稲本町2条5丁目)は5月20日で閉店する。(写真は、5月31日にオープンする『食品現金問屋手稲店』)
「食品現金問屋手稲店」は、「圧倒的な安さ、圧倒的な広さ、圧倒的な品揃え」(津司社長)をアピールし、全道からの集客を見込む。一般の買い物客や小売店、問屋などを対象に、箱売りを中心に展開するが、既に100社あまり中小問屋から問い合わせが来ているという。
この店舗は、旧ダイエー手稲店で、ダイエーが閉店した後には一時、ヤマダ電機が居抜き出店していたこともあったが、数年前から空き店舗になっていた場所。
土地建物を所有しているのは加森観光の親会社に当たる登別温泉ケーブル。店舗設置者は加森観光で、津司は加森観光から店舗を賃借する。津司が加森観光から賃借する店舗は、「アウトレット卸売スーパー平岡店」(同市清田区平岡9条1丁目)に次いで2店舗目になる。
店舗面積は約6750㎡。1階が駐車場で2階が店舗部分。駐車台数は450台、駐輪台数は150台。営業時間は午前8時から午後8時。
店舗に併設して直営のフードコート「ばか値食堂」(140席)もオープンさせる。「20種類のメニューを用意し価格は200~300円台を考えている」(津司社長)という。
「食品現金問屋手稲店」の開店に伴い、近接する「卸売スーパー手稲店」は閉店する。同店は、旧ポスフール手稲店跡に2005年6月に居抜き出店したもので、5年間の賃借契約満了後は1年毎の契約更新をしていた。