室蘭市や登別市で地域に密着した小型食品スーパー「アルファマート」を3店舗展開しているアルファマートは、明日31日午後6時で「母恋店」(室蘭市母恋北町2丁目2ー1)を閉店する。客数の減少や人手不足のため継続が困難と判断した。他の2店舗は営業を続ける。(写真は、3月31日に閉店する「アルファマート母恋店」)
アルファマートは、日本製鋼所の職域生協から生まれた生活協同組合コープクレア(本部・室蘭市)が2003年2月に自己破産したことを受け、地域の買い物需要を支えるため酒販店から小型食品スーパーに衣替えして03年4月に設立された。
同社が展開する「母恋店」、「八丁平店」(室蘭市八丁平1丁目49ー8)、「新生店」(登別市新生町3丁目10ー6)の3店舗はいずれもコープクレアの店舗に居抜き出店したもの。「母恋店」は03年5月、「八丁平店」は04年7月、「新生店」は05年7月にそれぞれオープンさせた。
明日31日で閉店する「母恋店」は、1階が食品売り場、2階が日用雑貨売り場で食品売り場では地元産の農水産物などを提供してきたが、足下の人口減少で客足が鈍りパート等の従業員確保も難しくなってきた。さらに築50年を超えた建物のため耐震問題もあって継続は困難と判断し、オープンから17年で閉店を決めた。この店舗の近くには18年12月にオープンした「セブンーイレブン室蘭母恋北町店」(母恋北町1丁目3ー17)がある。「八丁平店」、「新生店」の運営は継続する。