北雄ラッキーが新琴似四番通店をリニューアル、坪効率を高める投資を4月シティびほろ店、6月発寒店でも実施

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 北雄ラッキーは、2013年2月期の上期に既存3店舗のリニューアルを実施する。その手始めに23日、新琴似四番通店(札幌市北区新琴似8条10丁目)をリニューアルオープン、4月にはシティびほろ店(網走郡美幌町)、6月には発寒店(札幌市西区発寒8条13丁目)の改装工事を行う。地域特性にあった品揃えの強化と売上げの坪効率を高めるのが狙い。(写真は、リニューアルした新琴似四番通店と賑わう売場)
 
 23日にリニューアルオープンした新琴似四番通店は、食品売場の面積をこれまでの約1900㎡から1700㎡に縮め、空いたスペースに100円ショップのキャン・ドウを配置した。また、直営ベーカリーのスペースを拡充。約500㎡の衣料品売場は従来どおり。営業時間は午前10時から午後9時45分。
 
 吉田武生店長は、「食品売場の面積は縮小したが、品質の良い食品とベーシックな価格帯の食品を揃えて地域特性に合った売場にした。商品をできるだけ高回転させて店頭での鮮度をアピールしていく」と地域一番店を目指す考え。リニューアルによって売上げをこれまでより10~15%アップさせたい意向。
 
 新琴似四番通店は、もともとマイカル北海道のサティ店舗だったが、01年3月に北雄ラッキーが居抜きで出店。5年ほど前にもリニューアルをしていたが、GMS(大規模小売店舗)仕様で食品売場の面積が広かったため、客層の高齢化とともに売場のコンパクト化を求めるお客の声が多かったという。
 
 北雄ラッキーでは、12年2月期の下期に岩内店(岩内郡岩内町)、西岡店(札幌市豊平区西岡3条11丁目)をそれぞれリニューアル、ベーカリー部門や衣料品部門の売場を拡充しており、「13年2月期も坪効率を高めるリニューアル投資を続けていく」(川端敏社長)
 
 4月にはシティびほろ店の2階デリカセンターの拡張を行い、総菜類のほか新たに弁当類の製造も始める。1階リカー部門のコーナーも食品売場の中に組み入れる。さらに6月には発寒店のリカーコーナーを食品売場に組み込み、新たにドラッグコーナーを設ける。
 こうしたリニューアル投資で、既存店の売上げ増を図っていく。
 

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