札幌駅前通の千秋庵製菓本店ビルの跡地に建設中の複合ビルが、4月下旬に竣工する。複合ビルにはホテル「ザ・ノット札幌」が入り4月24日にオープンする予定。また、「千秋庵製菓」、「セイコーマート」も低層階に出店する。地下街「ポールタウン」と直結しており交通の利便性は高い。(写真は、4月24日にオープンするホテル「ザ・ノット札幌」)
旧千秋庵製菓本店ビルは、駅前通の南3西3に立地していたが老朽化のため、2017年11月に千秋庵本店が近隣の千秋庵別館1階に移り、18年に入ってから旧ビルを解体。同年秋から新ビルの建設が始まっていた。
新ビルの敷地面積は約184坪(609・29㎡)、建築面積は約166坪(547・88㎡)。地下1階、地上13階建てで延べ床面積は約1571坪(5184・80㎡)。建物の高さは45・44m。建築主は、いちご地所(本社・東京都千代田区)、設計、監理は岩田地崎建設(本社・札幌市中央区)。久米設計(同・東京都江東区)札幌支社(札幌市中央区)が設計、監理に協力、施工は岩田地崎建設。
新ビルのメイン施設は、ホテル「ザ・ノット札幌」でABアコモ(同・東京都千代田区)が運営する。既に予約を受け付けている。「ザ・ノット」は、ホテルとホステルを融合させたような宿泊客同士が気軽に交流できる新しいライフスタイルホテル。「ザ・ノット」は、横浜市西区と東京都新宿区で営業しており、札幌初進出になる。
ABアコモは、全国21ヵ所でホテルを運営しており、道内では「ラ・ジェントステイ函館駅前」(函館市)、「トリフィート小樽運河」(小樽市)、「ラ・ジェントプラザ函館北斗」(北斗市)、「ラ・ジェントステイ札幌大通」(札幌市中央区)の4ホテルを運営している。