大型工芸菓子も常設、源吉兆庵「札幌円山店」8月29日建て替えオープン

経済総合

 和菓子製造販売の宗家源吉兆庵(本社・東京都中央区)は、「札幌円山店」(札幌市中央区北1条西28丁目7ー1)をスクラップ&ビルドで建て替え、8月29日(木)にリニューアルオープンさせる。(写真は、建て替えられた源吉兆庵「札幌円山店」)

 源吉兆庵「札幌円山店」は、1998年11月に平屋建てでオープン。築後20数年経過したことから同社は建て替えを決め、昨年11月に同店を裏参道に移転、既存店舗を解体し今年1月から建設に入っていた。完成した新店舗は3階建てで1階が店舗、2~3階は北海道の拠点となるオフィスを設置。会議室や研修室も設けてミーティングや研修をこれまで以上に実施、店舗管理の統一と接客技術向上を進める。

 店舗外壁の一部には和紙デザイナー、堀木エリ子さんの和紙作品を採用した。堀木さんは和紙インテリアアートの企画制作から施工まで手掛けており、「東京ミッドタウン日比谷」や「パシフィコ横浜」、「成田国際空港第一ターミナル到着ロビー」のアートワークなどを手掛けている。
 「札幌円山店」の和紙アートは、地球上の生命を育む太陽や月をモチーフにしたもので、天地方向に交差して広がるデザインは建物にエネルギーが交差する立体感を与えている。和菓子が繋ぐ人と人の縁が幸せの輪となり大きく広がることを祈念したデザインだという。

 店内には、北海道の店舗としては初となる大型工芸菓子も展示。四季折々の情緒のある作品を展示するが、リニューアルオープン時には「紅葉」をモチーフにした工芸菓子を展示する。また、栗や柿など秋の味覚を使用した商品などが入った「お楽しみ袋」も1000袋限定(1袋1080円税込み)で販売するなど、リニューアル記念商品を多数用意する。

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