オリックスが手がける札幌市手稲区前田の複合商業施設「クロスガーデン手稲前田」が23日にグランドオープンした。先行して9月2日に食品スーパー「フードD BOSCO店」がオープンしていたが、衣料、靴、ドラッグの店舗が開業、残る回転寿司店は28日に営業を始め、手稲の新たな集客施設として注目を集めそう。(写真は23日に開業したクロスガーデン手稲前田)
「クロスガーデン手稲前田」は、手稲区前田7条11丁目の手稲郵便局に隣接した立地。石狩手稲通に面した約1万5000㎡の敷地に中通を挟んで食品スーパー、ドラッグ、靴の3店舗とジーユー、回転寿司の2店舗がほぼ横一列に並ぶ。
9月2日に先行オープンした「フードD BOSCO店」に続き、ドラッグストアの「サッポロドラッグストアー」、靴の「ABCマート」、ファーストリテーリングの低価格衣料品店「ジーユー」が23日午前10時にオープン、残る回転寿司「根室花まる」は28日に営業を開始する。
土地は個人所有で、オリックスが定期借地契約で借りて店舗を建設した。
流通関係者によると、「借地料は、坪当たり月1000円ほどと言われている。そこにオリックスが建てた店舗を借りると、少なくとも坪6000~7000円程度の賃料になるのではないか」と言う。
札幌市郊外の商業施設賃料は坪5000円程度と言われていることから、やや割高と見られている。
オリックスが手がける道内の商業施設は、昨年10月にオープンした帯広市南町南6線の「南町クローバータウン」に次いで2件目。南町クローバータウンは敷地面積約8000㎡で食品スーパー「ダイイチ」、ホームセンター「ホーマック」、ドッグストア「ツルハ」が集積している。