北海道経営未来塾塾長で元ニトリ特別顧問の長内順一氏は、12日に開催した同塾公開講座の冒頭、北海道胆振東部地震の影響で観光客が激減していることに触れ、「このままでは大変なことになる。観光客が来ても大丈夫だともっとアピールすべきだ」と訴えた。(写真は、長内順一氏)
同塾では、講演(別稿参照)が始まる前に札幌市の岸光右副市長が地震による札幌市の被災状況や対策などについて約20分間報告した。その後、長内氏が登壇し、地震後に訪日外国人観光客や道外観光客が激減していることに触れ、「札幌が沈没しているような報道が連日続き、ホテルではキャンセルが相次いでいる。このまま外国人観光客や道外観光客が来なくなると、北海道経済は大変なことになる。この会場にいる皆さん、『札幌、北海道は大丈夫だ、いつでも観光に来てくれ』と本州や海外の友人知人に発信してほしい」とアピール。
さらに、「知事や札幌市長は先頭に立って韓国や台湾、中国を訪問して『北海道は大丈夫だ。観光に来てください』と是非言ってほしい。それが無理なら経営塾の塾生たちと全員で訪問し呼びかけたい」と述べた。