札幌に本社を置く株式上場食品スーパー(スーパーマーケット=SM)3社の2018年7月度の売上高前年比が出揃った。新規店舗を含む全店ベースでアークスと北雄ラッキーは、前年同月を割り込み、マックスバリュ北海道は前年同月を超えた。(写真は、札幌市南区の北雄ラッキー「川沿店」)
アークスは、全店ベースが前年同月比99・0%、既存店ベースが同98・8%になった。全店、既存店とも6月は前年を超えたが、7月は前年を割り込んだ。2019年2月期に入ってから、全店・既存店ともに前年割れしたのは、4月、5月に次いで3回目。客数は、全店ベースが同97・7%、既存店ベースが97・5%で、全店ベースは15ヵ月連続、既存店ベースは12ヵ月連続で前年より減っている。客単価は、全店ベースが同101・4%、既存店ベースが同101・3%になった。
マックスバリュ北海道の全店ベースは、前年同月比103・7%、既存店ベースは同101・7%だった。セールの「火曜市」を行う火曜日が昨年より1回多かったが、土曜日が1回少なく、例月のペースで落ち着いた。客数は減少傾向が続いているが、「1人当たりの買い上げ点数の増加が続いている」(広報)という。青果は相場高で売り上げが増加、水産は微増、畜産は7月初旬の長雨の影響もあって前年と同水準。
北雄ラッキーの全店ベースは、前年同月比96・2%、既存店ベースは同95・6%になった。客数は既存店ベースで同95・2%、客単価は既存店同ベースで同100・4%だった。「7月前半の低温と雨で衣料が厳しかった。食品も飲料、グローサリー部門が低調で前年を超えられなかった」(広報)としている。