札幌市に本社を置く株式上場食品スーパー3社の2018年11月度売上高前年比は、アークスとマックスバリュ北海道が既存店で前年を割り込んだが、北雄ラッキーは同水準をキープ、明暗が分かれた。(写真は、11月9日に新規オープンした「マックスバリュ月寒店」)

 アークスの11月度売上高は、全店ベースが前年同月比99・2%、既存店ベースが同98・6%で全店、既存店共に2ヵ月連続で前年割れになった。9月は、震災による需要増があって大きく伸びたが、その後10月、11月と低迷が続いている。
 客数は、全店ベースが同99・0%、既存店ベースが同98・4%でこちらも2ヵ月連続の減少。9月を除けば、全店ベースでは17年5月以降減少が続き、既存店ベースは17年8月以降減少が続いている。
 客単価は、全店ベースが同100・2%、既存店ベースも100・2%だった。10月度の前年割れから回復した。

 マックスバリュ北海道の11月度売上高は、全店ベースが前年同月比101・6%、既存店ベースが同99・7%になった。既存店ベースの前年割れは18年5月以来。既存店ベースで2~3%成長が同社の平均伸び率だったが、今年度に入ってやや低落。それでも5月以外は前年同水準を確保していたが、11月は遂に割り込んだ。同社は、客数、客単価については開示していない。
 
 北雄ラッキーの11月度売上高は、全店ベースが前年同月比99・8%、既存店ベースは同100・0%になり、既存店ベースで2ヵ月ぶりのプラスになった。客数は既存店で同98・7%、客単価は既存店で同101・3%だった。衣料品は苦戦したが、食料品は全体的な回復基調にあるとしている。



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