毎年夏の恒例行事になっている『北洋銀行ものづくりテクノフェア2018』が26日、札幌市白石区のアクセスサッポロで開催された。今年は、北海道命名150年の年であることからテーマを『北海道の新たな一歩とともに』と設定、ものづくり産業の育成・振興で持続的成長に向けた起点となるフェアと位置付けた。(写真は、出展企業のブースを回る北洋銀・安田光春頭取(前列左から2人目)や札幌市・秋元克広市長(同中央)、道庁・阿部啓二副知事(同左))
今年は12回目。東日本で最大級のものづくり商談会で過去最多の238企業・団体が出展した。道内企業だけでなく道外企業との橋渡しも目的になっており、東北各県や東京都大田区、静岡県、愛知県、三重県が37ブースを使って出展した。
省力化ロボットやAI、IoTの最先端ビジネスモデルから熟練した職人のものづくり製品まで幅広く紹介したほか、ものづくり人材の育成を目的に、高専ロボコン全国大会に出場した旭川・函館両高専がロボットによる風船割りを実演披露した。また、北海道科学大学など工業系の学生を招待して道内のものづくり企業の取り組みを体感してもらい、道内への就職を促す取り組みも実施した。
同時開催イベントとして道経産局主催の『ものづくり基盤技術の振興施策』説明会、北大リサーチ&ビジネスパーク推進協議会主催の『AI/IoT導入促進セミナー』も行い、オール北海道での『北海道ものづくりDAY』として発信した。
開会式後に、北洋銀の安田光春頭取は来賓の北海道経済産業局の牧野剛局長、道庁の阿部啓二副知事、札幌市の秋元克広市長らと金属製品加工のワールド山内、食品加工機械のシンセメック、ニッコーなどの出展ブースを回り、担当者の説明を聞いた。
昨年のフェア来場者は約4800人で商談件数は約1200件だったが、今年はそれ以上の結果になりそうだ。