「北方ジャーナル」2018年5月号が本日14日に発売された。今月号は、昨年春から夏にかけて連載し、現地をはじめマスコミが後追いするなど大きな反響を呼んだ「紋別漁協の名ばかり組合員問題」の続報がトップ。同組合で18年間に亘りトップに君臨していた阿部滋組合長(80)がこのほど勇退。新組合長に飯田弘明氏(66)が誕生したが、注目されるのは“不労漁民”の阿部氏がこれまで手にしてきた年間数千万円にのぼる巨額な配当利権の行方だ。同漁協ではトップ交代とともに阿部氏の片腕だった山田和英専務をはじめ幹部が相次いで辞表を提出するなど、なにやら雲行きが怪しくなっている模様だ。(写真は、5月号の表紙)
このほか本号では、3月号で報告した「エコクリーン事件」の続報を掲載。同社のオーナーを狙い打ちした「訴訟サギ」疑惑を追った。さらに本誌独占の「道警不祥事」問題では、函館西署で起きたパワハラをめぐって訴訟沙汰に発展した警官同士の争いを詳報。そのほか日ハム本拠地の移転先が北広島に決定した舞台裏を暴くレポート、与党の大きな反発を招いた高橋知事による「山谷副知事解任」の深層を探った検証記事もオススメだ。お買い求めは、離島にいる方も都会に住んでいる方もお近くのセイコーマートへ。大手書店、アマゾンでも購入可能。同誌への問い合わせや注文などは右側下方にあるバナーをクリック。
◆北方ジャーナル5月号のコンテンツ(※一部)
【報道】
■紋別漁業協同組合問題を追う(6)──温存される配当利権の行方は?終わりを告げた「阿部時代」
■狙い撃ちされた「エコクリーン」のオーナー。「債権者」に浮上した“ヤミ金業者”の疑い
■道警不祥事から考える(24)──パワハラ疑惑、同僚が証言へ
■「日ハム新球場、北広島決定」の裏側。実現不能な札幌案に固執した大手マスコミと行政側の迷走
■春の波乱・異例ずくめの「山谷副知事解任劇」。5選視野? 賭けに出た高橋知事
■恵庭事件第2次再審請求審は「棄却」。疑わしきは当局の利益に
【ニュース】
■道新記者が「不貞」で同僚を提訴。夫の交際相手に退社など求める
■“セクハラ”疑い、丸3年で和解。元道新従業員遺族の裁判が終結
■ストーカー殺人事件遺族が講演。再犯防止の功労者と意見交換も
■スクープ記者が語る「福島の今」事故から7年、被害は終わらず
■「懇親会」ビデオ上映、来年も? 道警記者クラブはノーコメント
■ベトナム戦争負の産物・枯れ葉剤が藻岩山ほか全道各地で散布・投棄?
■森井市長、任期最後の小樽幹部人事。またもや早期退職・降任希望相次ぐ
【レポート】
●「そしある」火災で犠牲の11人鎮魂。運営法人、四十九日慰霊会で新たな近い
●ロコ・ソラーレ故郷に凱旋! 1万2千人が歓喜した北見の春
【インタビュー】
●人材養成に乗り出した野口観光・野口秀夫社長「伝えたいのはホテル業の面白さ」
【連載】
●検証「泊原発は本当に必要なのか」(33)──原発を懸念する市民の声を軽んじる道庁の“お役所対応”
●戦争遺産をめぐる旅(36)──世界を凌駕した飛行艇の拠点、神奈川県「横浜海軍航空隊跡」
●“農と食”北の大地から──「種子法」廃止と北海道農業の行方(その2)。多国籍企業が狙う「種子支配」 道独自の新たな条例制定が急務
●ルポ「ひきこもり」(32)──深刻化する「8050問題」への処方箋。“親子の共倒れ”を未然に防げ「SOSキャッチ」の対策を