北海道経済同友会の代表幹事に北洋銀行(本店・札幌市中央区)の石井純二会長(66)が就任した。5日開いた幹事会で決定した。これまで代表幹事を務めていた北洋銀の横内龍三顧問(73)は同会顧問に就いた。(写真は、石井純二・北洋銀会長)
北海道経済同友会は、道内経済団体の一角を占め、原則個人として加入し、様々な提言を行う活動をしている。以前はJR北海道、北海道電力、北洋銀(北海道拓殖銀行)の代表者が代表幹事を務める3人体制だったが、2004年からJR北海道と北洋銀の代表者による2人代表幹事、14年からは北洋銀の1人代表幹事になっている。
横内氏は、北洋銀会長に就いた12年から道同友会の代表幹事に就任していた。今回、北洋銀の4月1日付トップ人事により石井頭取は会長に就任、横内会長は顧問に退いたため、横内氏の強い要請で石井氏の同友会代表幹事就任が決まった。
任期途中での交代のため石井氏の任期は19年4月まで。なお、副代表幹事の森昌弘・北電副社長、檜森聖一・北海道二十一世紀総合研究所会長、吉田松雄・吉田学園理事長、野口秀夫・野口観光社長は変わらない。
石井氏は、現在北海道経済連合会副会長を務めており、近く道産品輸出や販路拡大を行う団体のトップにも就く予定。なお、同じく4月1日付で北洋銀副頭取から副会長に就いた柴田龍氏(61)は札幌商工会議所副会頭を2年前から務めており、6月には札幌観光協会会長にも就任する。