コープさっぽろとダイイチは、札幌市内にそれぞれ新店をオープンさせる。コープは北区屯田に、ダイイチは西区発寒に今年12月に店舗を完成させて営業を始める。札幌市内に食品スーパーの新店がオープンするのは1年ぶり。(写真はダイイチの出店予定地)
コープさっぽろが出店するのは、北区屯田5条7丁目。イトーヨーカドー屯田店、大型ホームセンターのジョイフルAK屯田店、ヤマダ電機屯田店から1㌔程度離れた立地。食品スーパーとしては近くにスーパーエース屯田店がある。
コープさっぽろは自社物件として店舗を建設し、オープン日は12月2日を予定。
店舗面積は1494㎡でコープの店舗としては小型の部類に入る。
吉田洋一経営企画本部長は、「店舗は、昨年オープンした幕別町の札内店や今年5月にオープンした釧路新橋大通店と同じくエコ仕様にする。ただ、札幌市の西宮の沢店のような木造ではなく、店内の設備機器に省エネ機材を導入し二酸化炭素排出量を抑える仕様。投資額は5億円を切る程度」と言う。
コープの店舗は店舗面積1800~2000㎡が標準店舗だが、今回の屯田店はそれよりもひとり回り小さい。「札幌市内で小型店舗の運営をするノウハウを確立するための実験店舗の位置づけ」(吉田氏)と言う。
ダイイチが出店するのは、西区発寒10条3丁目でJR発寒中央駅の北口。現在は駐車場として使われている土地。
予定されているのは複合ショッピングセンターで、総店舗面積は約2730㎡、ダイイチの店舗部分は約1989㎡。
ショッピングセンターを建設するのは三井住友ファイナンス&リースと丸紅の共同出資会社エムジーリース。オープン日は12月22の予定。
帯広と旭川に出店しているダイイチが、札幌に進出したのは2004年7月の八軒店(西区)が最初。その後08年7月に白石区の白石神社前店を出店、今度が3店目になる。