新たな事業領域に挑戦するアントレプレナー(起業家)の努力と功績を称える表彰制度「EYアントレプレナー・オブ・ザ・イヤー・ジャパン」(EOY Japan)の北海道地区推薦部会は、2017年の北海道を代表するアントレプレナーとしてソメスサドル社長の染谷昇氏を選出した。(写真は、トロフィーを持つ染谷昇氏)
10日、札幌市中央区の札幌グランドホテルで北海道地区アワード・セレモニーが開催され、染谷氏に北海道地区代表のトロフィーが手渡された。
染谷氏は、1976年オリエントレザー(現ソメスサドル)に入社、東京を拠点に馬具と一般革製品の市場開拓を目的に営業活動を開始。85年、「SOMES」ブランドの商標登録を機に、自社ブランドの企画開発を手掛け、2005年に5代目社長に就任。
ソメスサドルは、国内唯一の馬具メーカーで、その製品は世界トップクラスのジョッキーに愛用されている。また、馬具製造の技術を活かした一般革製品は着実にファンを増やしている。
EOYJapanの北海道地区推薦部会は、道銀地域総合研究所の浦田祥範氏や小樽商科大学の加藤敬太氏など8人で構成され、起業家精神など6つの審査基準に基づき地区代表を選考する。染谷氏は、日本代表候補として最終選考に臨み、世界大会を目指す。なお、昨年はきのとや・長沼昭夫会長が北海道地区代表、グラフィックホールディングス・山本壮一代表取締役が北海道地区特別賞だった。