アークス子会社のラルズ(本社・札幌市中央区)は、今年2月に譲り受けた丸しめ志賀商店(本社・余市町)のスーパー部門である「スーパーチェーンシガ」と6月からシステム統合する。これによって商品供給などがスムーズに進み売り上げ増につながる。(写真は、スーパーチェーンシガ伏見店=札幌市中央区)
ラルズが2月に譲り受けたのは、「スーパーチェーンシガ」13店舗(余市町4店舗、小樽市5店舗、石狩市 1店舗、札幌市3店舗)。従業員69人は引き続き雇用して屋号も「スーパーチェーンシガ」を継続している。
販促などを統一したものの、システムが統合されておらず商品供給面で機動性がなかった。6月からシステム統合することで売上げ増に結び付ける。
「スーパーチェーンシガ」の年商は昨年8月期で約75億1500万円。「シガの最盛期の6割まで売上げは落ち込んでいた」(業界関係者)とされ、ラルズは底上げを図る。13店舗のうち数店舗は赤字店舗のため今後閉鎖も検討する。