「渡部絵美・子どもスケート教室」開催、太陽グループが特別協賛

社会・文化

 パチンコ・パチスロの太陽グループ(本社・札幌市中央区)が特別協賛した『渡部絵美・子どもスケート教室』が16日、札幌市南区の真駒内セキスイハイムアイスアリーナで開かれた。フィギュアスケートのトップアスリートとして活躍した渡部さんの指導を受けようと小学校1~3年生たち150人が参加、氷上で滑る楽しさを学んだ。IMG_1044IMG_1054(写真は、挨拶する渡部絵美さんと東原俊郎社長)

 この教室は、「札幌からスケート選手が育って欲しい」という絵美さんの思いを受け止め、札幌市と絵美さんのNPO法人が昨年から主催している教室で、太陽グループは昨年に続いて特別協賛、石屋製菓なども協賛した。
 開催に先立って太陽グループ東原俊郎社長がアリーナ中央に立って挨拶。「1日150人の定員で2日間行うことにしていたが、応募が1300人以上になった。あらためて絵美さんの人気にびっくりした。絵美さんは小さいころに札幌オリンピックを見てから米国でスケートを学びフィギュアスケートの日本の第一人者になった。絵美さんや私たち関係者も2026年ないしは30年に開催される札幌オリンピックで札幌の選手を是非リンクに立たせたいという思いがある。この教室でたくさん学んで立派な選手になって欲しい」と話した。
 
 絵美さんは、「1972年の札幌オリンピックでジャネット・リンさんが滑ったこのアリーナに立てるのは本当に夢のよう。私は9歳から本格的にスケートを始めたが、今日ここに来ている子供さんたちも今日がスタートポイント。26年か30年のオリンピックを夢見て頑張って欲しい」と挨拶した。
 
 スケート教室では、10人の講師たちも参加。東原社長が理事長を務めるばんけい幼稚園の園児たちを含めて150人の子どもたちは11班に分かれて指導を受けた。馴れないスケート靴でぎこちなく氷の上を歩いていた子どもたちも基本の動作を学ぶとみるみる上達、氷上のスポーツを楽しむ姿があちこちで見られた。教室は17日も開催される。
 
 絵美さんは、1959年生まれの56歳。79年日本人として初の世界選手権3位、80年レークプラシッドオリンピック6位入賞、また女子選手として史上初の全日本選手権8連覇も達成している。80年からプロに転向し、国内のスケート教室を中心にテレビ、講演会、大手テーマパークのスケートイベントプロデュースなどを手がけている。文部科学省公認のアマチュア交流全国スケート体験教室も主宰している。
IMG_1074(写真は、子どもたちに実技指導する渡部絵美さん)

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