今年の夏、より熱くなる苫小牧流通戦争の掉尾(とうび)を飾るのが「苫小牧弥生町ショッピングセンター(SC)」のオープン。王子製紙苫小牧工場に隣接する三条通沿いに建つSCで「DCMホーマック」、「マックスバリュ」、「サッポロドラッグストアー」の店舗は既に完成、参戦まで秒読み段階に入っている。(写真は、DCMホーマック弥生店。店舗の奥に王子製紙苫小牧工場の煙突が見える。いずれの写真も2015年8月13日午後撮影)
王子製紙苫小牧工場の西側に当たる苫小牧市弥生町1丁目。三条通を西に向かうと右側に弥生町SCが姿を見せる。敷地面積約4万500㎡の広い敷地の中央部分には東西を貫く道路が取りつけられ、北側には「DCMホーマック弥生店」、南側には「マックスバリュ弥生店」、「サッポロドラッグストアー弥生店」の店舗が広々とした駐車場に浮かぶように建っている。
店舗の面積は、ホーマックが約7000㎡、マックスバリュが約2400㎡、サッポロドラッグストアーは約900㎡で駐車台数は約450台。DCMホーマックとマックスバリュのペア出店は、7月下旬の苫小牧北栄町の「沼ノ端店」に次ぐもの。
大規模小売店舗立地法に届出によるオープン日は、DCMホーマックが8月19日、マックスバリュとサッポロドラッグストアーは9月15日になっているが、実際にはそれよりも早くなりそう。商圏範囲は半径3㎞と想定しており、1日約6600人の集客を見込む。
弥生町SCから三条通を西に向かうと1㎞ほどの間に「スーパーセンタートライアル苫小牧大成店」、「ビッグハウス光洋店」が続き、ドラッグストアでは「ツルハ大成店」、「サンドラッグ苫小牧光洋店」が続く。
弥生町SCのオープンによって、DCMホーマックは苫小牧市内に6店舗、マックスバリュ北海道は7店舗、サッポロドラッグストアーは6店舗になる。
7月17日にオープンした苫小牧しらかば町の「ホクレンショップ+とサッポロドラッグストアー」、同月下旬の沼ノ端の「DCMホーマック+マックスバリュ」、そして今回の弥生町SCオープンによって、落ち着いていた苫小牧流通地図は塗り替えられていきそうだ。
(写真は、マックスバリュ弥生店)
(写真は、サッポロドラッグストアー弥生店)