コンビニエンスストアのサークルKサンクスなどを展開するユニーグループ・ホールディングス(HD、本社愛知県稲沢市)とファミリーマート(同・東京都豊島区)の統合交渉入りに伴って北海道ファミリーマートの合弁が解消されてから1ヵ月強が経った。道内ではファミリーマート店舗の一部でセイコーマート転換が始まっている。(写真は、ファミリーマートからセイコーマートへの転換が進む札幌南8条西6丁目店)
道内のファミリーマート75店舗のうち27店舗がセイコーマートのグループ会社セイコーリテールサービスの経営によるフランチャイズ店舗で、5月下旬から順次、セイコーマート店舗になる。
ファミリーマートの北海道展開を担ってきたのが、北海道ファミリーマート(本社・札幌市中央区)。資本金2億円で2006年2月にセイコーフレッシュフーズ(同・札幌市白石区)51%、ファミリーマート(同・東京都豊島 区)49%の共同出資で設立された。
ファミリーマートとセイコーマートの共通のライバルであるセブン―イレブン・ジャパンの出店を抑える目的もあったが、当初から出店のペースは鈍く、200店舗以上なければコンビニエンスストアとしての利益が出ないとされている中で丸9年を超えても75店舗にとどまっていた。
3月初旬にユニーグループHDとファミリーマートが経営統合の交渉入りをすることが決まり、それを受けて3月下旬には北海道ファミリーマートの合弁解消が決まり即日実施された。
合弁解消によってセイコーマートに転換する店舗は27店舗だが、既に「ファミリーマート札幌南8条西6丁目店」は4月27日に閉店、5月22日に「セイコーマート札幌南8条西6丁目店」としてオープンする工事に入っている。同店がオープンしたのは昨年の4月30日だったが、1年でファミリーマートからセイコーマートへ転換することになる。
なお地域別のセイコーマートへの転換店舗数は次の通り。
■江別市 2店舗
■札幌市厚別区 1店舗
■札幌市北区 3店舗
■札幌市白石区 2店舗
■札幌市中央区 5店舗
■札幌市手稲区 1店舗
■札幌市豊平区 2店舗
■札幌市西区 4店舗
■札幌市東区 5店舗
■函館市 2店舗