【北方ジャーナル連携記事】北海道電力と陸上自衛隊北部方面隊は11日、災害発生時の相互協力に関する協定を締結した。陸上自衛隊北部方面総監部(札幌市中央区)で田邊揮司良北部方面総監・陸将と真弓明彦北電社長が協定書に調印した。(写真は、協定書に調印後握手する田邊総監=左と真弓社長)
台風や大雨、地震などの災害発生時に相互協力を円滑に行うため、平常時から連携を図ることを目的にしている。被害情報や復旧・救援活動に必要な情報を共有、北部方面隊から北電に対し必要な道路の確保、復旧機材や人員の輸送で協力。北電から北部方面隊への協力として、救援活動に必要な活動拠点への電力供給、施設、敷地、通信の提供、地誌資料の提供などを行う。
また、定期的に会議を実施し訓練も共同で行う。
田邊総監と真弓社長は協定書に調印した後、それぞれ次のようにコメントした。
田邉総監=『今回の協定に伴い、平素からさらに協力を深め、いざ災害、となった時にはスムーズに活動できるよう、また素早く電力復旧できるようにと思っている。たいへん有意義な協定だ』
真弓社長=『災害時の停電の早期復旧などに寄与する協定で、電気というライフラインを預かる当社としてはたいへん喜ばしい。また自衛隊の救援活動に協力できることは、地域に根ざす会社として意義あることと考えている』
(写真は、協定書に調印する田邊氏と真弓氏)