札幌市北区屯田で「セブンーイレブン」と「セイコーマート」のコンビニエンスストアバトルが始まる。セブン店舗に隣接してセイコーマートが新たに出店、コンビニ利用客を分け合う。コンビニは札幌市内で飽和状態とされているが、各社の出店競争は過熱している。屯田地区は、セブンVS.セコマの一騎打ちの場所になりそう。(写真手前が11月末にオープンするセイコーマート屯田11条3丁目店。奥に見えるのはセブンーイレブン屯田11条3丁目店)
セイコーマートが11月末に出店するのは、北区屯田11条3丁目。道路を挟んだ南側にはセブンーイレブン屯田11条3丁目店が営業しており、2店が隣接する格好になる。いずれの店舗も新琴似通西向きに立地しており、文字通り“肩が触れ合うような”至近距離。
コンビニ各社の出店競争は依然として衰えていない。北海道経済産業局の調べによると2014年9月末の道内コンビニ店舗数は2849店舗で今年に入って35店舗の純増。大まかな勢力図は、セコマ1000店超、セブン900店超、ローソン600店超、サンクス200店弱、ファミリーマート100店弱。地場コンビニとしてセコマのシェアが高いが、セコマはファミリーマートと組んで“共通のライバル”であるセブンに対抗している。
これまで、セブンやローソン対抗策としてファミマを出店してきたが、今回、セコマが立ち向かうことになった。一騎打ちとなる“屯田バトル”でセコマとセブンのせめぎ合いが始まることになりそうだ。