北洋銀行は1日、新入行員の入行式を行った。昨年度の119人よりやや少ない97人が入行、社会人のスタートを切った。挨拶に立った石井純二頭取は、北洋銀が3年後の2017年に創業100周年の大きな節目を迎えることを紹介、銀行マンとして心がけなければならないこととして「信なくば立たず」や「向上心と果敢に挑戦する気概」などについて訴えかけた。(写真左は挨拶する石井頭取、写真右は入行の言葉を述べた宮串さんと握手する石井頭取)
石井頭取は、09年に受け入れた公的資金1000億円を当初計画より大幅に早めて3月27日に全額返済したことや北洋銀の経営理念である「北海道の洋々たる発展の礎となる銀行」について話したうえで、タイ・バンコクにオール北海道のASEANビジネスセンターを開設したこと、2年後に迫った北海道新幹線函館開業を見据えて青森銀行や新日本スーパーマーケット協会及びアークスグループなどと連携、青函圏で食と観光の活性化の枠組みを構築したこと紹介した。
新入行員として心がけることとして「銀行経営の基本は“信なく立たず”。お客様との信頼関係を深めることに全力投球すること。また、若い皆さんは既存のやり方や発想にこだわることなく、大きなことでも小さなことでも常により良くする道を追求し“前向き・上向き・外向き”に行動して欲しい」と述べた。
新入行員を代表して宮串さちえさんが、「時代の変化に対応するのはもちろん、自らの手で新しい時代を創る決意のもと積極的に行動し未来に向けて進んでいきます」と入行の言葉を語った。