酪農学園大学は7日、全国の高校生から牛乳類を使ったスイーツのレシピを募集、学長賞などを獲得した8作品についてセイコーマートが10月10日から道内コンビニ店舗で販売することになったと発表した。今回で6回目の取り組みで酪農学園大とセイコーマートは牛乳の消費拡大を後押しする。販売期間は約1ヵ月で、スイーツ類に縁の薄い中高年男性などにも手軽に買ってもらえるように100~190円の範囲に価格を抑えた。期間中28万個の販売を予定している。(写真は学長賞(中央)や農食環境学群長賞(両端)を受賞した牛乳を使ったスイーツ)
 
 酪農学園大は、牛乳の消費拡大を目指すために2006年から「高校生パティシエコンクール」と題して全国の高校生からレシピを募集、優秀作品をセイコーマートが販売する取り組みを始めている。
 
 今年は、全国から498件の応募があり審査の結果、学長賞に北海道清水高校3年の朝賀秋美さんの作品「ミルクドーム」、農食環境学群長賞には三重県立相加高校3年の野呂美斗さんの「モーチーブラン」と千葉県立佐倉東高校1年小林拓己さんの「まるでプリンなロール」が選ばれた。
 
「ミルクドーム」は真っ白なレアチーズムースのドームの中にピーチダイスを入れたものであっさりした味わい。「モーチーブラン」は、チーズ風味クリームの中に栗とダイスが隠れたモンブランで甘さはやや控えめ。「まるでプリンなロール」は甘いプリンにカラメルのほろ苦さがアクセント。
 
 レシピに基づいて製造するのは山崎製パンや札幌パリ、デザートランドなど。
 
 審査委員を務めた筒井静子准教授は、「3作品ともにフィナンシェ、ムースケーキ、モンブラ
ンを土台に3段階の工程で作るもので手が込んでおりレベルが高い」と選出した理由を語っていた。
 
 セイコーマートでは、佳作5作品を含めて8品種を10月10日から11月6日まで道内1012店のセイコーマート、90店の北海道スパー、14店のハセガワストアで販売し昨年の販売個数28万個を超えることを目標にしている。
 
 セイコーマートの佐々木威知マーケティング企画部長によると、「昨年の作品は男性51%、女性49%が購入、男性は30~40代が中心で女性は40代がメインだった。男性はケーキ専門店でスイーツの買うのに気が引けるようでコンビニで手軽に買えるスイーツを欲しているようだ」と述べ、今回も価格を100~190円の幅に抑え男性の隠れスイーツファンの需要を掘り起こす考え。
 
 なお今回の応募レシピの総数498件のうち道内高校生の応募は10%だった。学長賞の受賞者には副賞として図書カード5万円分、農食環境学群長賞は同3万円分、佳作には同1万円分がそれぞれ贈られた。