「ポッポ」から「グリーンズコート」へ、イトーヨーカドー店内で進むファストフード店の転換

経済総合

 イトーヨーカドーの店内にあるファストフード店と言えばこれまで「ポッポ」が定番だった。しかし、最近は「ポッポ」が閉店し代わって「グリーンズコート」が出店するケースが増えている。(写真は、9月4日にオープンする「グリーンズコートイトーヨーカドー琴似店」)

「ポッポ」は、セブン&アイ・フードシステム(本社・東京都千代田区)が運営するたこ焼きやラーメンなどのファストフード店。全国のイトーヨーカドーのフードコートではお馴染みの店舗だったが、最近は閉店が相次いでいる。

 北海道では、「イトーヨーカドー旭川店」(旭川市)の地下フードコートに入っていた「ポッポ」が5月6日閉店。代わって6月にオープンしたのが「グリーンズコート」。同店もたこ焼きやたい焼き、ラーメンなどを提供するファストフード店。さらに、「イトーヨーカドー琴似店」(札幌市西区)の地下フードコートに入っていた「ポッポ」も7月28日で閉店、代わって「グリーンズコート」が9月4日にオープンする。

「グリーンズコート」を運営しているのはグリーンズプラネット(本社・東京都中央区)。吉野家ホールディングス(同・同)100%子会社とされているが、吉野家HDの有価証券報告書にはグループ会社としては記載されていない。

 グリーンズプラネットは、たい焼き、たこ焼きの「一口茶屋」、「ピーターパン」の店舗ブランドで全国の商業施設内に出店しており、北海道でも26店舗を展開している。「グリーンズコート」の店舗ブランドは、「イトーヨーカドー福住店」(札幌市豊平区)、「札幌平岡イオン店」(同市清田区)、「帯広イオン店」(帯広市)の3店舗だったが、「イトーヨーカドー旭川店」に続き「琴似店」にも入り、道内は5店舗になる。

「ポッポ」は現在、道内では「イトーヨーカドー恵庭店」(恵庭市)、「同帯広店」(帯広市)、「同屯田店」(札幌市北区)、「同北見店」(北見市)の4店舗。このうち「恵庭店」は9月29日でイトーヨーカドーそのものが閉店するため同時に閉店となる。残り3店舗は果たして存続となるのかどうか。

関連記事

SUPPORTER

SUPPORTER