【動画】「北海道フービーフェスティバル2025」、赤れんが前庭のレッドカーペットセレモニー一部始終

社会・文化

(写真は、雨足が強くなってきた時の一枚)

 戸次重幸さんは、「昨年は、仕事の都合でオープニングに参加できなかったのですが、今日は参加できて光栄です」と話した。音尾琢真さんは、芝居の全国ツアー中で参加できない予定だったが、急遽、会場に姿を現し、「映画に出てもあまりおいしい食べ物が出てこない映画にしか出ていないんです。でも、スペシャルサポーターをしているおかげで、この場所に立つことができています」と話した。

 安田顕さんは、「赤れんが前にレッドカーペットを敷いて、こういう催しをするのが社長の夢だったということで、夢が叶って良かったなと思います。あっ、皆さんのおかげで晴れました。来年は屋根付きの会場にしましょう」と会場の笑いを誘った。大泉さんは、「私を呼ばないとか」と合いの手を入れると、会場は笑いに包まれた。

 レッドカーベットセレモニーには、多くの俳優・映画監督・豪華キャストが参加、映画『三日月とネコ』に出演している安達祐実さんは、「活気ある映画祭に参加できてうれしい。上映される映画は、食の要素が多い作品ばかりなので、ぜひ楽しんでほしい」と挨拶。また、2025年10月24日(金)の全国公開に先駆けて、オープニング作品として上映される『おいしい給食 炎の修学旅行』に出演している市原隼人さんは、「食と映画という“欲張り”な作品を持参しました。北海道での撮影経験から感じたのは、食・大地・大自然・空気・歴史・文化・道民性は日本の財産だということ。フェスティバルの期間が、忘れられない時間となることを願います」と話した。

 斎藤工さんは、昨年に続き2度目の出演で、「第1回目が素晴らしくて、食と映画をこの北海道で味わうという究極のエンターテインメントにまた戻ってきたくて、2作品持って来ました。もう、来年はどうやって来るかを考えています。多分、安田さんよりモチベーションが高いという自信があります」と語った。

 料理研究家でフードプロデューサーの土井義晴さんは、「中江裕司監督と一緒に『土を喰らう十二ヵ月』という映画に出てくる料理のお手伝いをさせていただきました。料理は、物語。おいしい、まずいという時代はもう終わっています。まさに、料理には作る人と食べる人、自然と自分との物語で映画そのものです」と述べた。テレビ番組などでたびたび土井さんのモノマネを披露している大泉さんは、目の前の土井さんに「興奮しております」と語りかけ、得意の土井さんのものまねを披露し、会場を沸かせた。

 最後に森崎さんが「本日から3日間食べておいしい、見て楽しい、そんな映画祭になるように我々も務めさせていただきます。みんなでこの映画祭を盛り上げていきましょう」と締めくくった。イベントが終了すると同時に晴れ間がさし、戸次さんは大泉さんに向かって、「お前がいなくなると晴れるな。やっぱりか」とつっこんでいた。

(写真は、ステージに登壇して手を振る俳優や監督)

 会期3日間を通して、赤れんが庁舎、TOHOシネマズすすきの、札幌シネマフロンティア、ジョブキタ北八劇場などで国内外の映画・映像15作品以上が上映され、出演者が登壇するトークショー、世界73ヵ国から寄せられた490作品のカリナリーフィルム(食の映画)の中から厳選したから作品を上映する「ワールド・カリナリー・フテルム・セレクション」も上映する。また、フードのお土産付き上映、作品にまつわるメニューをレストランで楽しめるフービーランチ・ディナーも実施、気鋭の料理人が、料理哲学や食への情熱を語り合う「世界料理学会」も開催する。

 昨年好評だった、市内飲食店をお得に食べ飲み歩きできるフードイベントは、北海道コカ・コーラプレゼンツの「サッポロフービーバル2025」として、市内50店舗が参加。デジタルパスポート提示で料理と飲み物のセットを1500円または2000円で提供するほか、スタンプラリーによる抽選プレゼントもある。

 また、今回の新たな取り組みとして、映画をはじめ、各業界の有識者を招いたシンポジウムを開催。「日本の映画産業の発展と地域での役割」をテーマに、『日本映画の「働き方改革」』の著者で映画監督の深田晃司さん、映画作品の製作・プロデュースを手掛け、株式会社嵐の代表取締役も務める四宮隆史さん、名古屋シネマスコーレ支配人、坪井篤史さんらが参加する。映画祭を締めくくるクロージングイベントでは、サン・セバスティアン国際映画祭からダニエル・アギラルさんを迎え、ミシュランスター獲得店「TXISPA」のオーナーシェフ前田哲郎さんの伝記的ドキュメンタリー『TETSU,TXISPA,HOSHI.』(テツ,チスパ,ホシ.)が、ジャパンプレミアム上映される。

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