小樽市とイオンが包括連協定、運河など日本遺産デザインの「おたるWAON」も発行

社会・文化

 小樽市とイオン(本社・千葉市美浜区)は2025年8月28日、包括連携協定を締結、ご当地WAONの「おたるWAON」も新たに発行する。(写真は、小樽市とイオンの包括連携協定締結式。左からイオン北海道・青栁英樹社長、小樽市・迫俊哉市長=イオン北海道提供)

 イオンは、2009年より全国の自治体と連携、利用金額の一部が、地域社会の貢献につながる「ご当地WAON」の発行を行ってきた。今回、小樽市は、イオンと包括連携協定を締結、地域活性化や住民サービスの向上について協働で取り組むことにした。具体的には、地域活性化や観光振興、子ども・高齢者等の支援、健康増進、環境保全、災害対策・防災などについて連携するもので、「おたるWAON」も2025年8月29日から発行を開始した。

 カード型の電子マネーWAONは、道内のイオン、イオンスーパーセンター48店舗と小樽市内の「マックスバリュ手宮店」の1店舗のほか、小樽国際インフォメーションセンター内の観光物産展「小樽市ポートマルシェotarue」で、販売している。発行手数料は300円(税込み)。イオンのアプリ「iAEON」または「イオンウォレット」をダウンロードし、AEON Payチャージ払いおよびWAONタッチ支払いの利用時に「おたるWAON」をご当地応援先として設定することでも利用できる(発行手数料は無料)。

 券面デザインは、小樽運河など日本遺産に認定された「北海道の『心臓』と呼ばれたまち・小樽」の構成文化財をあしらっている。利用金額の一部は、イオン北海道(本社・札幌市白石区)を通じて、小樽市の「まち・ひと・しごと創生推進」やウイングベイ小樽内にある子ども家庭センター「にこにこ」の活動などに寄付する予定。

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