久原本家グループとコープさっぽろ、障害者絵画コンクール「くばらだんだんアート」北海道地区表彰式

社会・文化

 調味料や食品を全国展開して、北海道・恵庭市にも工場がある久原本家グループ(本社・福岡県糟屋郡久山町)とコープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、2025年3月28日、障害者が描く絵画コンクール「くばらだんだんアートプロジェクト」の2025年北海道地区表彰式を開催した。会場となった札幌市中央区の京王プラザホテル札幌には、受賞者や関係者など約50人が集まり、受賞者を祝福した。(写真は、「くばらだんだんアート2025」の北海道地区表彰式)
(写真は、大賞を受賞した笹尾眞理さんの「月と太陽の下でHappy!」)

「くばらだんだんアートプロジェクト」は、久原本家グループが、障害者の社会参加のきっかけをつくるために取り組んでいる絵画コンクール。障害を持ちながらアートの才能を発揮している人たちの可能性を広げようというのが目的で、今回が13回目。優秀作品は、久原本家グループの通信販売用段ボールのデザインに採用したり、西鉄バスのラッピングにも使われたりしている。コープさっぽろは、趣旨に賛同して、昨年からこのプロジェクトに参画、今年が初めての北海道地区表彰式となった。

 今回のテーマは、『わたしは魔法の調理人!わくわくメニューをめしあがれ!』。全国から965作品が集まり、そのうち北海道は、254作品の応募があった。北海道地区表彰式では、254作品の中から、審査を経て、大賞やコープさっぽろ賞など11作品を選んだ。大賞を受賞した笹尾眞理さんには、久原本家グループの河邉哲司社主から表彰状と賞品が贈られ、コープさっぽろ賞を受賞した尾野太海さんら3人には、コープさっぽろの大見英明理事長から表彰状と賞品が贈られた。

 2025年7月には、受賞11作品の展示会を予定しているほか、大賞とコープさっぽろ賞を受賞した4作品は、コープさっぽろの贈答用ギフト商品を梱包する段ボールのデザインにも採用する。

 受賞者は次の通り。カッコ内は作品名。
■大賞「月と太陽の下でHappy!」笹尾眞理さん
■コープさっぽろ賞「カメレオのコックさん」尾野太海さん、「プリン」ペンネームOKさん、「魔女が作ったお鍋(好ききらいのないみんなが食べれる料理)」中村莉菜さん
■特別賞「宇宙スパゲティ」ペンネームももきちさん、「fairy sweet forest」石岡美樹さん
■新入社員賞(※久原本家グループの新入社員がこのプロジェクトの中心的役割を果たすため)「料理が飛び出す魔法のランプ!」庄司秀人さん・山田光蔵さん、「みんなでおいしく楽しく食べようパンケーキ。」ペンネームYOSHITAROさん
■一般部門賞「踊る☆皆のお・す・そ・わ・け☆☆」田附幸奈さん、「幸せな食卓」吉田庵史さん、「黄金のいくら丼」西谷内章さん

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