コープさっぽろ、宅配トドック資源回収便で食器・調理器具の回収開始

社会・文化

 コープさっぽろ(本部・札幌市西区)は、宅配トドックの資源回収便が運行する地域で、食器・調理器具の回収を開始した。これまでに宅配トドックで注文を届けた際に、食品トレーや段ボールなどの資源回収を行っているが、組合員の要望によって、新たに食器・調理器具を加えた。(写真は、回収する際の包装イメージ=コープさっぽろ提供)
(写真は、回収品のイメージ=コープさっぽろ提供)

 食器・調理器具の回収は、2024年6月4日から、資源回収車の運行地域に限って開始した。集められた食器や調理器具は、コープさっぽろのエコセンター(江別市)を経由してカンボジアに送られ、現地のリユースショップに並ぶ。回収できる食器は、茶碗や皿、箸、スプーン、フォーク、ナイフ、カップ、コップ、花瓶など。調理器具は、土鍋、フライパン、鍋、包丁、調理用ハサミ、やかん、魔法瓶、菓子やパンの調理道具一式、おろし器など。

 一部エリアを運行している資源回収便には登録が必要。割れ物は古新聞紙等に包み、刃物はケースに入れるか、古新聞紙に包む。回収できないものは、電化製品やプラスチック製のもの、汚れや焦げ付き、破損などがあって使用が難しいもの。エコセンターでは、2023年度に食品トレーや段ボールほかの資源物、3万4942tを回収しており、約5・3億円の売り上げがあった。その利益は、ファーストチャイルドボックスやえほんがトドックなど、コープさっぽろの子育て支援に使用されている。

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