道庁本庁舎地下食堂が改修工事で8ヵ月間休業、道庁職員は“昼食難”に?

社会・文化

 道庁本庁舎地下1階の食堂「グルメプラザ」が、改修工事のため2024年3月19日(火)で一時閉店する。工事は同年11月末までだが、営業開始日は、現時点では未定。昼時には、混雑する大箱の食堂が約8ヵ月間休業することで、道庁職員の“昼食難”が表面化しそうだ。(写真は、道庁地下食堂)

 道庁地下食堂は、現本庁舎の供用が始まった1968年から運営が始まった。これまで、一部改修工事は実施されてきたが、今回は大規模な改修工事となるため、休業期間は1年近くに及ぶことになる。既に改修工事は営業しながら始まっているが、配管やダクトの更新工事、厨房機器の入れ替えなどが具体化するため、2024年3月19日で一時閉店する。工事の契約金額は3億1300万円。

 食堂の運営は、5年前から一般公募によりシダックス(本店・東京都調布市、本社・東京都渋谷区)の子会社、シダックスフードサービス北海道(本社・札幌市中央区)が行っている。同社の運営期間は2024年3月末で終了するため、改修後の運営については、新たに公募する方向で検討している。改修によって席数は、現在の517席から492席になる。

 現在、提供しているメニューは、定食500円、カレーライス400円、ラーメン420円、かけそば・かけうどん310円、ざるそば390円など低価格。道庁本庁舎には約3500人が執務しており、昼時には行列ができるほど混雑する。このため、8ヵ月間に及ぶ休業で、道庁職員の昼食行動の変容は避けられない。地下1階にある「セイコーマート」は、弁当類を強化するが、多くの道庁職員は近隣の飲食店に流れるものとみられる。キッチンカーを週替わりで呼んでみては、という声もある。 

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