キリンビール北海道千歳工場(千歳市上長都949-1)は、工場見学用に用意したおつまみが、コロナ禍の影響による来場者減で余剰になったことを受け、そのおつまみを千歳市内のNPO法人フードバンクネットワーク「もったいないわ・千歳」に寄贈した。(写真は、おつまみの寄贈式=キリンビール北海道千歳工場提供)
キリンビール北海道千歳工場は、2022年4月に工場見学を再開したが、新型コロナウイルスの感染拡大が続いて来場者が見込みより減少、見学用に提供する予定だったおつまみが余るなどした。このため、余剰のおつまみを寄贈することで、フードロス削減に繋げることにした。余剰おつまみの寄贈は、2021年に続いて2回目。
寄贈は2023年5月16日に行われた。キリンビール北海道千歳工場の北村茂樹工場長が、千歳市新富町1丁目にあるNPO法人フードバンクネットワーク「もったいないわ・千歳」を訪れ、岩本野利子代表におつまみ「ミレービスケット」(有限会社野村煎豆加工店=高知市が製造)を16箱(1箱50袋入り)寄贈した。
北村工場長は「ミレービスケットは、お子さま向けに見学の試飲の際にお渡ししているものですが、お子さまと一緒にご家族で楽しんでいただければと思います」と話し、岩本代表は「ひとり親家庭や障がいを持つお子さんの学童保育などに配布します」と述べた。おつまみは、ひとり親世帯の支援をしているフードバンク千歳「すまいるはーと」にも配布される予定。