コロナ禍で中止されていた北海道・札幌の秋を彩る一大イベント「さっぽろオータムフェスト2022」(実行委員会主催)が、9月9日から札幌大通公園で始まった。3年ぶりの開催で、オープン当日は午前中から大勢の市民や観光客らが繰り出した。この日は最高気温30℃に達したが、大通公園の木々の下では秋の気配も感じられる爽やかさもあり、お目当ての食事を楽しむ姿があちこちで見られた。10時から20時30分の時間帯で10月1日(土)まで開催される。(写真は、初日の午前中から賑わった6丁目会場)
「さっぽろオータムフェスト」は、2008年に初開催された大通公園を利用した秋のイベント。北海道や札幌の食がメインテーマで、道内各地から旬の食材やご当地グルメを一堂に揃え、道内各地の食のアンテナショップの役割も果たしている。コロナ禍前の2019年は12回目の開催となり、期間中の来場者数は234万6000人と過去二番目になった。以降、2020年、2021年と中止となり、今年は3年ぶりの開催。
会場は大通西4丁目から西11丁目までの7会場(西9丁目は除く)と創成川公園狸2丁目広場の8ヵ所。各会場のコンセプトやメニューは次の通り。
【4丁目会場】「おもてなし」と「情報発信」さっぽろウェルカムパーク…エントランス会場として北海道の定番メニュー、道産肉、魚介類、シメのスイーツのほか、さまざまなお酒を揃えた「WELCOME SAKABAR」など。
【5丁目会場】HOKKAIDOラーメン祭りin札幌&喰い倒れ広場…個性のあるラーメンや地産地消にこだわったメニュー、札幌カリーキングダム2022も開催。店舗は3期に分けて入れ替え。
【6丁目会場】あおぞら×ほしぞら収穫祭 6丁目はーべすとバザール…札幌の人気店が集まる「はーべすとキッチン」や薪窯焼ピッツァ「あおぞら×ほしぞらバル」、札幌グルメが共演する「さっぽろグルメセッション」など。北海道コンサドーレ札幌の小野伸二選手や西大伍選手、荒野拓馬選手監修のコラボメニューも3店舗でオータムフェストに初登場する。
【7丁目会場「大通公園7丁目BAR…過去最大47を超えるワイナリーのほか、新たに誕生した蔵元も登場、道産クラフトビールも一堂に介する。
【8丁目会場】さっぽろ大通ほっかいどう市場…北海道の味と魅力のショーケースをコンセプトに、市町村、団体が60ブースに出店。4期に分けて入れ替わり出店する。
【10丁目会場】oh¡ドーリファーム“お肉じゅっ丁目”…牛肉、豚肉、鶏肉、羊肉などお肉たっぷりの会場。街中アウトドアの雰囲気が楽しめる。
【11丁目会場】THE Autumn-食のクリエイトステージ-…札幌市内の人気シェフが日替わりで北海道食材を使用したオータムフェスト特別メニューを提供する「さっぽろシェフズキッチン」や近郊農家の採れたて農産物の直売と野菜を生かしたスイーツ&コーヒーを提供する「さっぽろできるだけプロジェクト」、道産チーズに合わせたワインやシードルを楽しめる「ワイン&シードル×北海道産ナチュラルチーズBARbyさっぽろタパス+アフタヌーン」など。
【創成川公園狸2条広場】特別会場“飲んで食べちゃいな祭”…北海道厚切りベーコンステーキや道産牛ステーキ、カニの甲羅焼きなど、多彩なメニューと道産ワインを創成川のせせらぎを聞きながら楽しめる。